後追いを乗り切る対処法
パパやママが立ったり、見えなくなったりした時に、大泣きしながら追いかけてくる「後追い」。トイレ等のちょっとした時間でも泣いたり、ずっと足元にまとわりつかれると、家事がはかどらず悩んでいる方も多いと思います。そんな「後追い」も原因を知ることで、かわいい行動に見えてきたり、ちょっとした工夫で乗り切れることもあります。ここでは、「後追い」の原因や対処法をまとめました。
後追いの時期
人見知りを始めて、ハイハイができるようになる6~7ヵ月頃から始まることが多いようです。8~9ヵ月頃がピークで、意思疎通ができるようになる1歳頃からおさまり、1歳半頃からは見られなくなります。ただ、個人差があるので、他の赤ちゃんと比べすぎることがないようにしましょう。
後追いの原因
産まれてから何も分からなかった赤ちゃんも、成長するにつれ、いつも一緒にいてくれるパパやママが重要な存在であることを分かってきます。しかしまだ、パパやママが傍を離れた時に、「すぐに戻ってくる」という認識ができないため、「もう戻ってこないのでは」と不安になり泣いて追いかけることを始めます。後追いは、赤ちゃんがパパママを信頼することができるようになった証拠。知能や運動能力が成長した証なので、寛大な気持ちで見守ってあげましょう。
後追いを乗り切る対処法
後追いがピークになると、思ったように家事がはかどらずイライラしてしまうことが多いでしょう。しかしあまりイライラしすぎてしまうと、赤ちゃんにもそれが伝わり、後追いがさらにひどくなってしまうこともあります。一過性のものだと割り切って、以下の対処法を参考にしながら、楽しく接してあげましょう。
1、自由に後追いをさせ、遊びに変える
危険な場所は事前に入れないように注意した上で、思う存分後追いをさせてあげましょう。パパやママが見えなくなることが原因なので、トイレ等のドアは開けたままの方が良いと思います。また、後追いをしている赤ちゃんと“追いかけっこ”や“いないいないばー”をする等、パパやママも後追いを楽しむように工夫しましょう。後追いをしているうちに、次第に「離れてもすぐに戻ってくる」と認識を持てるようになります。
2、声掛けを徹底する
後追いをするからといって、赤ちゃんが見ていないすきに傍を離れるのは逆効果です。「トイレに行ってくるね」「お洗濯するね」と、常に声を掛けることで、赤ちゃんも徐々に理解できるようになります。
3、おもちゃ等、気を引くものを活用する
料理を作る時、洗濯を干す時は、足元におもちゃのような気をひかせるものを置いておくと、そのうち泣くのがおさまって一人で遊びだすこともあります。また、あまりテレビを見せたくないご家庭も多いと思いますが、赤ちゃんの好きなテレビ番組や、DVDを活用する手もあります。
4、家事は最低限で大丈夫
後追いをされながらの家事は、気持ちも焦り、イライラも募ってなかなかはかどりません。そんな時は、赤ちゃんの行動範囲だけ掃除したり、赤ちゃんが寝る時間にまとめて皿洗いをする等、家事は最低限におさめ、赤ちゃんとの時間を優先しましょう。信頼関係が深くなることで、後追いも早く卒業できると言われています。一時的なことですので、家族にも家事の協力を得て、たくさんの愛情を注いであげてください。
5、外に積極的に出かける
家の中で赤ちゃんと2人でいることが多いと、愛着が強くなり、後追いが激しくなってしまうこともあるようです。気分転換も兼ねて、公園で遊んだり、同じ月齢の子供たちと遊ぶ機会もつくってあげましょう。たくさん遊んで疲れて寝てくれれば、家事や、パパやママの趣味の時間も増えるかもしれません。
6、おんぶや抱っこで落ち着かせる
どうしてもやりたいことがある場合は、抱っこやおんぶをしながら作業をしましょう。触れ合っていることで、赤ちゃんはすぐに落ち着いてくれます。抱っこやおんぶをしながらの家事は、身体への負担も大きいので、あまり無理な行動はしないようにしてください。
参考
赤ちゃんの後追いにもイラっとしない!4つのオススメ対策 マーミー
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