寝かしつけに役立つ入眠儀式
入眠儀式とは、夜寝る前に行うルーティーンのことです。
「夜になっても寝てくれない。」「抱っこからおろすと泣いてしまう。」と、寝かしつけに悩むママは多いですが、毎日の入眠儀式を決めておき繰り返していくことで寝かしつけが楽になります。また、入眠儀式を通して、ママと子どもとの信頼関係が育まれる、子どもが穏やかな気持ちになる、良質な睡眠によって成長ホルモンが分泌され精神的に落ち着いた人間に成長する、などよいことがたくさんあるそうです。
ポイント
①毎日行う
毎日同じことを繰り返すことで、子どももこれから寝る時間だということがわかるようになります。
②毎日同じ時間を設定する
時間は21時前が目安です。日本は他の国に比べて寝る時間が遅く、昼寝を含めた一日の合計睡眠時間は平均11時間37分と調査国の中でもっとも短いという調査結果も出ており、早めに就寝して睡眠時間をとるということが必要になってきます。
毎日決まった時間に寝る時間を設定していれば、寝る時間を事前に知らせることで、遊びをやめやすくすることもできます。
③簡単なものにする
長時間かかるものや道具がたくさん必要なものでは毎日続けることができません。また、ママがいなくてもできるものであれば、パパが寝かしつけるときや、旅行やおじいちゃんおばあちゃんの家にお泊まりというときにも実践できます。
④寝る環境を整える
テレビの音やしゃべり声が聞こえると落ち着いて寝付くことができません。また、電気を消すことで昼と夜の区別ができるようになります。
⑤自ら眠りにつけるようにする
子どもは夜中にも何度か起きてしまいます。そのときでも自分で眠りに戻れるように、なるべく抱っこや授乳などは入眠儀式に用いないほうがよいでしょう。
入眠儀式の方法
●子守唄
毎日同じ曲を、ゆっくり、あまり大きすぎない声で歌います。子守唄は言葉の発達にも役立ちます。歌うのは抵抗があるということであれば、オルゴールやCDでもよいです。
●タッピング
背中や肩、胸などをトントンとすることです。子どもの体の緊張やストレス状態を緩和する効果があります。
●マッサージ
ママに触られているという安心感と、スキンシップを通して愛情を感じることができ、血行促進にもつながります。かかとのふくらんだところには「失眠」というツボがあり、ここをさすってあげると眠たくなります。また、頭や眉間、眉毛、頬などをそっと撫でてあげることも効果的です。
●よみきかせ
まだしゃべれない赤ちゃんでも、ママの優しい声でリラックスして眠りにつくことができます。もちろん、子守唄と同様、言葉の発達の面においても有効です。
●お気に入りのグッズをつくる
ぬいぐるみや毛布など、いつも寝るときに持つものを決めます。そうすると、例えば、毛布の端をもみながら寝る、など自分で入眠儀式を行ってくれることもあります。においが脳を刺激し眠りにつくこともあるので、洗剤を決めるなどしていつも同じにおいをつけておくとよいでしょう。
参考
大人にもオススメ、赤ちゃんが自然に寝つくための入眠儀式とは|Excite Bit
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